片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
頭の片側あるいは両側のズキズキ、ガンガンした痛みが1時間程度続く
体を傾けたときに頭の痛みが増す
痛みに伴う吐き気や嘔吐
光や音、臭いが気になる
しゃべりにくくなる
腕や足から力が抜ける
体のバランスが取れなくなる
視野に盲点ができ、その周囲がチラチラ光って見える
キラキラ、ギザギザとした光が見える
主に、こめかみから目の辺りが発作的に痛む
眠気、むくみや、胃がムカムカした感じになる
空腹を感じる
物がだぶって見える
片頭痛で知っておくべきこと
片頭痛持ちの方の約2割には「前兆」という症状が見られます。
頭痛が始まる直前にキラキラやギザギザした光が目の前に小さく出現し、徐々に拡大して視界に広がることで、その先が見えにくくなります。この状態は約20〜30分ほど持続し、前兆が消えると頭痛が始まります。長くても60分を超えて前兆が続くことはありません。
キラキラとした光が見えるなどの視覚的な症状が多いですが、ごくまれに片側の手足の脱力やしびれ、言語障害が見られることもあります。また、片頭痛とはいえ片側の頭痛だけではなく、まれに両側の頭痛が出現することもあります。
症状の現れ方は?
片頭痛は、脈に合わせて「ズキン、ズキン」と拍動するように痛むのが特徴的です。
典型的な片頭痛では、頭痛に先立つ症状として目がチカチカしてギザギザした光が見える「閃輝暗点」が前兆として現れます。続いて、片側あるいは両側にズキンズキンとした激しい痛みが現れ、吐き気を伴うこともあります。また、頭痛中に体を動かすことや、階段の上り下りなどで頭の位置を変えると痛みが悪化しやすいのも片頭痛特有の症状です。
さらに、片頭痛時は光や音、普段は気にならない程度の臭いや香りにも敏感になり、煩わしく感じることもあります。
その他の原因は?
片頭痛が起こる原因としては、必ずしもすべてが明らかにはなっていません。しかし、何らかのきっかけで脳の血管が急激に拡張することが関与していると考えられています。
例えば、ストレスなどによって三叉神経が刺激され、神経末端から炎症物質が放出されます。その炎症物質がさらに血管を拡張させ、拍動するような痛みをもたらし、片頭痛を発症させるといわれています。
また、気候や気圧の変化、人混みなど環境の変化、寝すぎや寝不足による生活リズムの乱れも関係している可能性があります。さらに、飲酒や、女性の場合は月経などによる女性ホルモンの影響もあると推定されています。
片頭痛を放置するとどうなる?
片頭痛に対して長年、適切な治療をせずに放置していると、加齢に伴って片頭痛自体は軽快することがあっても、難治性の浮動性めまいや頭痛、頭重感、耳鳴りなどを発症する場合があります。また、片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー病などの認知症のリスク因子であるとのデータもあります。
市販の頭痛薬を服用したり、首や肩周りを軽く揉むことで楽になることもありますが、頭痛薬を長期間使用すると効果が薄れてしまい、さらに強い薬に頼ることにもなりかねません。
適切な治療を行わないと、片頭痛が「約3割の確率で慢性化し、症状が憎悪する」ともいわれています。
当院の施術方法について
当院がおすすめする施術方法としては、2つございます。
【全調整鍼】
まず1つ目は、「全調整鍼」です。全調整鍼では、自律神経を整えることを目的とした施術をメインに行っています。内臓にある迷走神経を刺激することで内臓の調子を整え、迷走神経の元となっている自律神経を調整していきます。
【足の極み】
2つ目の施術方法としては、「足の極み」という施術メニューがございます。膝から下のふくらはぎや脛、足の裏をメインに指圧を行い、足の裏やふくらはぎ周りのツボを刺激することで自律神経を整えていきます。
改善していく上でのポイント
片頭痛を軽減するためには、いくつかのポイントがあります。以下の方法を試してみてください。
①規則正しい生活を心がける
毎日同じ時間に寝起きし、食事も規則正しく摂ることが大切です。
②適度な運動をする
軽い運動はストレスを軽減し、片頭痛の予防に役立ちます。
③ストレス管理
リラクゼーション法や趣味を楽しむことで、ストレスを上手に発散しましょう。
④片頭痛の誘因を避ける
強い光や大きな音、アルコールなど、片頭痛を引き起こす要因を避けることが重要です。
⑤十分な睡眠をとる
自分に合った睡眠時間を見つけ、質の良い睡眠を確保しましょう。
⑥頭を冷やす
片頭痛の発作が始まったら、頭を冷やし、静かな暗い部屋で休むと良いです。
これらの方法を試しても改善が見られない場合は、医師に相談するか、当院で施術を行うことをお勧めします。片頭痛の改善には適切な薬物療法も有効ですが、根本的な改善を目指す場合は整骨院での施術に効果が期待できます。