外反母趾
こんなお悩みはありませんか?
外反母趾に関する代表的なお悩みを5つご紹介します。
痛みと炎症
外反母趾の最も一般的な悩みは、親指の付け根の痛みと炎症です。特に長時間歩いたり、狭い靴を履いたりすると痛みが増します。
靴選びの難しさ
外反母趾があると、適切な靴を見つけるのが難しくなります。幅が狭い靴やハイヒールは避ける必要があり、足に合った靴を探すのに苦労することが多いです。
見た目の問題
親指が変形することで、足の見た目が気になる方も多いです。特に夏場など、サンダルや裸足になる機会が増えると気になることがあります。
歩行の困難さ
外反母趾が進行すると、歩行が困難になることがあります。痛みや変形により、歩く際にバランスを崩しやすくなります。
その他の足の問題
外反母趾が原因で、他の足の問題が発生することもあります。例えば、タコや魚の目ができたり、他の指が変形したりすることがあります。
外反母趾で知っておくべきこと
外反母趾とは
外反母趾は、足の親指(母趾)が小指側に曲がり、付け根の関節が突出する状態です。これにより、痛みや炎症が生じることがあります。
原因
・靴の影響: 幅の狭い靴やハイヒールが原因となることが多いです。
・遺伝: 家族に外反母趾の人がいる場合、発症しやすい傾向があります。
・足の形: エジプト型(親指が他の指より長い形)の足は特に注意が必要です。
症状
・親指の付け根が腫れる、赤くなる
・足裏全体が疲れやすい
・長時間歩くと痛みが出る
予防と治療
・靴の選び方: 幅が広く、ヒールが低い靴を選ぶことが推奨されます。
・運動療法: 足の指を使った運動(例:ゴム紐を使ったホフマン体操)が効果的です。
・装具療法: 矯正用装具やインソールを使用することで痛みを軽減できます。
・手術療法: 保存療法で効果がない場合、手術が必要になることもあります。
日常生活での注意点
・幅の狭い靴やハイヒールは避ける
・足のアーチをサポートするインソールを使用する
・早期に整形外科を受診することが重要です。
症状の現れ方は?
外反母趾の症状は、進行度によって様々です。以下に代表的な症状をまとめました。
初期症状
・親指の曲がり: 親指が小指の方向に少し曲がり始めます。
・痛み: 初期段階では痛みが少ないことが多いですが、長時間歩くと痛みを感じることがあります。
・疲れやすさ: 足裏全体が疲れやすくなります。
進行した症状
・親指の付け根の腫れと痛み: 親指の付け根が腫れ、痛みが強くなります。
・タコ(胼胝)の形成: 足の裏や親指の付け根にタコができることがあります。
・しびれ: 神経が圧迫されることで、しびれを感じることがあります。
・他の指の変形: 親指の変形が進むと、他の指も変形することがあります。
重度の症状
・歩行困難: 親指の変形が進行し、歩行が困難になることがあります。
・靴を履くのが難しい: 靴が当たる部分に痛みが生じ、靴を履くのが難しくなることがあります。
その他の原因は?
外反母趾が起きる原因は大きく分けて、先天性と後天性の二つがあります。
先天性の場合は、祖母や母親が外反母趾であると、関節の緩さや扁平足が遺伝し、外反母趾になりやすいとされています。
後天性の原因としては、特に女性がハイヒールなど、つま先が狭い靴を履いていると親指に負担がかかりやすくなります。扁平足の方は足の幅が広がるため、他の方より外からの圧力がかかりやすく、外反母趾に繋がることがあります。また、姿勢も関与しており、猫背の方は重心が前にかかるため、足に負担がかかりやすくなります。
このように、普段の姿勢や歩き方も外反母趾の原因となるため、私生活から気をつけましょう。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾を放置してしまうと、指の変形が進行し、最悪の場合、手術が必要になることがあります。
変形が進むと痛みを伴うようになり、それにより歩行時の踏み返しが不十分になってしまいます。その結果、歩く速度が遅くなったり、バランス感覚が低下して転倒しやすくなる可能性があります。また、変形に伴い、一定の場所に負担がかかることでタコができたり、親指の付け根が腫れたり、擦れて赤くなることもあります。
さらに、外反母趾だと思っていたら実際には関節リウマチなどの別の病気である場合も考えられるため、なるべく放置せず、早めに対処することが重要です。
当院の施術方法について
当院での方法としては、指圧を軸に施術を行い、他にも3種類の『足の極み』という太ももから下に特化した施術を行います。これにより血の流れを良くし、代謝を上げ、関節の動きを円滑にすることで、足にかかる負担を軽減できる可能性が期待できます。
また、当院には鍼灸師や柔道整復師という専門的な知識を持った施術家がおります。
鍼灸師は針を使用して血流を良くしたり、奥深い筋肉に刺激を加えることで筋肉を柔らかくすることが期待できます。
柔道整復師は、テーピング法を用いることで足の指にかかる負担を軽減させ、運動を制限することにより、骨格の矯正にも期待できます。
改善していく上でのポイント
外反母趾の原因として最も挙げられるのは、先のとがった靴です。ヒールのような先が細い靴を履くことで、親指に負担(ストレス)がかかり、変形を引き起こしてしまいます。そのため、施術期間中はヒールを避け、かかと部分と足の甲部分がしっかり固定され、足の指が自然に動く靴を選びましょう。また、インソールを活用することも足にかかる負担を軽減するためのポイントです。
さらに、自宅でも簡単にできる足のエクササイズとして、足の指でグー・チョキ・パーを作る動きや、両足の親指に輪ゴムを引っ掛けて足先を開くストレッチを行うことで、軽減が期待できます。